Mecir's Tennis (118) テイクバックでラケットヘッドはどこを向く? (ジョコビッチの場合)
ジョコビッチのフォアハンドのラケットの軌道の動画像(スローモーション)をYoutubで見つけました(こちら)。メシールのテニス(55) テイクバックでラケットヘッドはどこを向く?で書いたとおり、現在の男子テニスでは、ほとんどの場合、テイクバックでラケットヘッドが上を向きます。(バックハンドはプレーヤーにより異なります。)メシールのテニスでは、ラケットヘッドがした(真下ではありませんが)を向きます。
View ArticleMecir's Tennis (119) 右足とラケットの同期
メシールのフォアハンドでは、テイクバックからフォワードスイングにかけて、右足つま先はネットに向かって、1時方向になります。一般には、つま先は2時から3時方向を向きます。一般とメシールの違いを図にしてみました。http://www.tennis4everyone.com/tennis-tips/223-odds-favor-novak-djokovic-to-win-at-wimbledonhttp:...
View Article錦織 vs フェレール 全豪オープン2013
珍しく、今のプロテニスの試合をじっくりと見ました。全豪オープン4回戦の錦織対フェレールです。私は、オリンピックを含めてスポーツの試合は原則的には個人(またはチーム)のものだと思っていますので、日本人だからと言って錦織を応援するという事は考えたことがありません。今、これを書いている時点で、錦織は2セットダウンで2-3ですので、ここからカムバックするのは難しいかもしれません。フェレールの守りは鉄壁で、か...
View Articleフェレール、悲願の決勝届かず(全豪テニス2013) ~フェレールと李娜
四大大会の準決勝で戦ったのは5度目。しかし決勝への壁がどうしても越えられない。「全ての試合でベストを尽くしたが、対戦した相手(ジョコビッチ、A・マリー、ナダル)は自分より優れている。私には何ができるのか」といら立つ場面もあった。(メルボルン時事:抜粋)スポーツは残酷な側面を持ちます。他のスポーツと比較してアップセットが多くないと言われているテニスの場合は、なおさらです。錦織 vs フェレール...
View ArticleMecir's Tennis (121) レディーポジションでのラケットの持ち方(マッケンローのフォアハンドから学ぶ)
最近のプロテニスでは、どの選手も、苦手なショットと言うのはない(全プレーヤーがオールラウンド)ですが、1990年代はたいていのプロテニス選手が、トッププレーヤーでさえ、不得意なショットを持っていました。ジョン・マッケンローは、7度もグランドスラム(シングルス)で優勝していますが、あれほど知名度のあるプレーヤーであっても、歴代のシングルス優勝回数では10位にも入っていません。(歴代優勝者の一覧はこちら...
View ArticleMecir's Tennis (122) フェデラーのフォアハンドとエドバーグのフォアハンド
Youtubeで面白い動画像を見つけました。Roger Federer Forehand on the APAS Systemというものです。APAS...
View ArticleMecir's Tennis (124) 緩いボールの打ち方
スピン系ではなくフラットドライブ系のメシールのフォアハンドは、速い球には比較的強いのですが、遅い球や浅い球に対して意外に苦労します。チャンスボールになるべき遅く浅い球でミスするのは、そのショックは二倍です。...
View ArticleMecir's Tennis (125) バウンドする地点を指さそう(その2)
Mecir's Tennis (123) バウンドする地点を指さそう(その1)で書きましたが、メシールのフォアハンドでボールがバウンドした写真を並べます。どの場合も、左手はボールを指さしています。正確には、指先ではなく、左ひじ(二の腕)が指しています。このあたりは、メシールのテニス(97)...
View ArticleMecir's Tennis (126) 「人格はプレースタイルを超えることができない。」(村上龍(2))
文章を書くことを生業(なりわい)とする人は、どうしてこんなに言葉をうまく使うのだろうと思うことがあります。このブログの一番最初の記事で書いた村上龍氏の、次の一言は、私が、テニスというスポーツを愛し、自分でもプレーを楽しむ理由を、たった一言で言い尽くしてしまっています。「人格はプレースタイルを超えることができない。」多くのスポーツがそうであるように、テニスのプレーにも、その人のキャラクターが表れるもの...
View Article全豪オープン2013女子決勝 Na Li (李娜)VSアザレンカ
個人的な事情で全豪オープン2013女子決勝のテレビ放送を見ることができなかったのですが、今日、WOWOWで決勝のダイジェストを観ました。ダイジェストですからすべてのプレーを見たわけではありませんが、第1セットから第3セットまで李娜のプレーが首尾一貫していたのが印象的でした。自分のペースでテニスをする。自分のテニスでゲームを支配しようとする。それが李娜のテニスであり、李娜のテニスの魅力です。2011年...
View ArticleMecir's Tennis (127) 夢十夜
全く個人的な出来事です。昨晩、夢の中で、ミロスラフ・メシールに会いました。夢の中のメシールは、どういうわけか「自分は、日本語が話せるので、日本語で話しましょう」と言ってくれたのです。どんな話をしたのか、残念ながら夢なのでほとんど覚えていません。ただ、テニス以外の話をしたこと、ずいぶんと長い時間話をしたことだけを覚えています。すでに50歳前になったとはいえ、デビスカップ監督であるメシールはスロバキア(...
View ArticleMecir's Tennis (128) バウンドする地点を指さそう(その3)
バウンドする地点を指さそう(その1)と(その2)で、フォアハンドでは、ボールがバウンドするタイミングで、バウンドした場所を指さす(肘さす)のが有効だと書きました。どうしてかな…と考えていた時に、気が付いたことがあります。もちろん、一番の理由は、タイミングがとりやすいからです。バウンドのタイミングとフォワードスイング開始のタイミングを一致させることで、いつも同じタイミングでボールを打つことができます。...
View ArticleMecir's Tennis (129) バウンドする地点を指さそう(その4)
フォアハンドで、ボールがバウンドするときに、左手(右利き)でボールを指さす(肘さす)ことを書きました。そのタイミングで、足はどうでしょうか?フォアハンドの効き足である右足についてです。状態(腕)だけではなく、足を「きめる」タイミングにも、ボールのバウンドは使えます。つまり、ボールがバウンドするときに、右足をの位置を決めるのです。同時に、このタイミングで右足を軽く曲げるのも有効です。リズムをとる、わけ...
View ArticleMecir's Tennis (130) イマジネーションと最初の一歩目
テニスコート上でいろいろな人とゲームをすると、試合前の練習である程度は技術力が分かってきます。以前書きましたが、試合の時にはこの情報は大切で、まずは相手の技量を類推して、それに応じた(簡単な)ゲームプランをたてます。相手の技量はそのフォームである程度分かるのですが、時々、「フォームはそれほど高い技術や経験があるように見えないのに、ゲームになると勝てない」という場合があります。ボールを打つフォームはぎ...
View ArticleMecir's Tennis (131) 右足とラケットの同期(2)
「右足とラケットの同期(1)」で、テイクバックで右足とラケット(面)を同期させることを書きました。これは、「テイクバックは弓矢の原理」で書いたことと関係します。つまり、ラケット面と右足が平行になっていると、...
View ArticleMecir's Tennis (132) 強いボールを打つために ~フォロースルーの仕事
このブログは、ミロスラフ・メシール(メチール)のテニススタイルについて、いろいろな角度から書いています。特に、これまではテイクバックからフォワードスイングについて、重点的に書いてきました。正しいフォームで正しくボールを打つためには、正しいテイクバックと正しいフォワードスイングが必要です。ただし、それだけでは、狙った場所に強いボールを打つことはできません。さて、では、どうすれば、強いボール(よいボール...
View ArticleMecir's Tennis (133) 強いボールを打つために ~ミニテニスは案外有効です
このサイトに何度も繰り返し書いてきたことですが、安定して、強い(厚い)あたりのフォアハンドは、どうすれば打てるのか。テイクバックについて、最終的な確認をしたいと思います。脳内イメージとしては、テイクバックではラケットが体と並行である時間が長ければ長い方がよりよいのです。体とラケットが並行になるときの利点はたくさんあります。左肩がしっかりと入る。ボールを打つコースを隠せる。ためを作れる。パワーが出る。...
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