Mecir’s Tennis (267) メシールの名前の付いたスタジアムがオープンしました!そして貴重なSrとJrの2ショット映像
スロバキア語は全く分からないのですが、メシール親子(二人ともミロスラフなのでややこしい)の映像と、メシールのプレーがちょっとだけ見ることができる貴重な映像です。http://www.ta3.com/clanok/1056221/v-ziline-otvorili-novu-tenisovu-halu.htmlジリナという町にメシールの名前の付いたコートができたというニュースのようです。ジリナは、スロ...
View ArticleMecir’s Tennis (268) 正しいサーブの打ち方
どういうわけか、巷では、スピンサーブが打てることが大切なことだと考えられています。ストロークも同じで、なぜかスピンが打てることが大切だと思われています。大切なのは、正しいフォームでフラットが打てることです。そしてそこから、スピン系を打てるようになるのが正しい手順です。正しいフォームを見につけることなく、スピンサーブが打てるわけがありません。しかし、実際には、「正しいフラットサーブの打ち方」の説明があ...
View ArticleMecir’s Tennis (269) サーブはサッカーのスローイン
以前、テニスのサーブを野球のピッチャーのフォームと似ているというのは間違いだと書きました。野球経験(ピッチャーの経験)がない人であればよいのかもしれませんが、経験があると、この説明は逆効果になります。テニスのサーブと野球のピッチャーのフォームの違いはたくさんありますが、一番の違いは「腰を回転するかどうか」だと思います。野球のピッチャーのフォームでは腰を強く回転させます。テニスでは、むしろ回転しない(...
View ArticleMecir’s Tennis (270) フォアハンドの最後の「〆(しめ)」
ミニテニス(ショートラリー)、チャンスボールの浅い球のアプローチショット、相手のボールが(スピードはなくても)弾む・滑るなど多彩なボールである場合、走らされてのヒット。これに共通するのは何でしょうか。薄いグリップでは不安定になりやすいという点です。特にミニゲームで安定したフォアハンドが打てないと、上のすべてのショットを安定して打つことはできません。では、どうすればミニゲームで安定したボールを打てるで...
View ArticleMecir’s Tennis (271) 再びもじもじポーズ考察
メシールのフォアハンドのレディーポジションは、「女の子のもじもじポーズ」ということを何度か書いています。その理由は、なんでしょうか。もじもじポーズでラケットを持った場合と、両手腰のあたりにある場合、胸の前にある場合では、手(両手)の自由度が違います。手が上の方(たとえば頭の上)にあるほど、手の自由度は増えます。例えば、両手を頭の上に置くと、(昔懐かしいピンクレディーのUFOのように)大きく手を回すこ...
View ArticleMecir’s Tennis (272) トロフィーポーズの理由
メシールのサーブでは、というよりも一般にテニスのサーブでは、トスアップの後でトロフィーポーズになります。それはなぜでしょうか。ごく基本的なことですが、大切なことです。よく知られていることですが、テニスのサーブでは、身長が高い人であってもインパクトポイントはネットよりも「低い」のです。つまり、インパクトポイントとネットの一番高いところを結ぶ線の延長戦は、サービスラインを超えます。つまり、インパクトポイ...
View ArticleMecir’s Tennis (273) 視線を高くできるか・視野の外に手がある違和感に慣れる
メシールのテニスでは、レディーポジションで「女の子のもじもじポーズ」ということを何度も書いています。そして、グランドストロークでは、フォアでもバックでも背筋をしっかり伸ばします。これらは何を意味しているでしょうか。一つ目は、目線です。背筋を伸ばしてボールを打つということは目線がその分、高いところにおきます。あたかもダンプカーを運転しているような、高いところに目線が来ます。顎が上がるわけではないのです...
View ArticleMecir’s Tennis (274) もじもじポーズに加えて右腰にラケットをセットする
フォアハンドでは、右腰にラケット(正確には右腕)を「セットしてしまう」のがよいです。右ひじあたりがちょうど右腰のところに来ますので、その両者を一体化させてレディーポジションからテイクバックを行います。テイクバックの間は、右腰を動かす(回す)だけで、右手は動かさないイメージです。右手は、右腰についていくだけです。肘から先の前腕部も動かしません。(ただし、高いボールの場合は前腕部は使ってもよい。)これに...
View ArticleMecir’s Tennis (275) ボールから離れてインサイドアウト(逆クロスにボールを打つイメージ)
フォアハンドでは、常に逆クロスにボールを打つ体勢を作ってそこから逆クロス、ストレート、順クロスにボールを打ち分けます。順クロスに打つ体勢から逆クロスに打つことはできません。(これはバックハンドも同じです。)そのためには、ボールから距離を取るようにします。浅い球でも、深い球でも同じです。ボールとの距離を取ると、自然に左手が前に出ます。左手が前に出ることで、肩の回転でスイングをすることができます。左手が...
View ArticleMecir’s Tennis (276) 勇気をもって上半身の力を抜こう(1)
メシールのフォームを見ていると、上体(上半身)の力がとても抜けていることに気が付きます。その代わりに、何度も書いていますが、上半身(体の軸)がまっすぐです。突っ立っているようにすら見えます。上半身の、特に腕の力を抜くのは勇気がいります。一つ間違えるとボールを強く打つことができない気がするからです。もし、上体の力を抜いてもパワーのあるボールを打つことができないとすると、①正しいフォームでボールを打って...
View ArticleMecir’s Tennis (277) 勇気をもって上半身の力を抜こう(2)
上体の力を抜くためには、膝が柔らかく使われていることが必要条件となります。もし、フォアハンド・バックハンドで体の部位を意識するなら、まず最初は膝です。例えば、レシーブのレディーポジション(=構えているとき)では、膝を意識します。ストローク練習でも、相手が球出しする際には、まず膝を意識します。構えているときに膝を意識するということは、一言でいうと、膝を折るということです。極端に言うと、そのまま膝を曲げ...
View ArticleMecir’s Tennis (278) 侍の刀のようにテイクバックしよう(1) 腰と腕の微妙な関係
以前、構えるときに侍が刀を構えるようにと書きました。フォアハンドのテイクバックでも同じです。右腰の刀と同じようにラケットを右腰においてテイクバックします。つまり、テイクバックでは腕を使わず、腰の回転によって腰の位置に置いたラケットが(つまり腕が)一緒にテイクバックします。その分、フォワードスイングは「懐が深く」「ラケットが遅れて出てくる」イメージになります。ラケットがまるで体の後ろ側にあるようなイメ...
View ArticleMecir’s Tennis (279) 侍の刀のようにテイクバックしよう(2) フォアハンドでは左肩を「入れる」
グランドストロークでは、①上体をしっかりと立てる(体幹をまっすぐにする)こと、②状態の力を抜く(腕の力を抜く)ことが重要です。これを実現するためには、ボールが飛んで来たらまず左肩を0時の方向に向けることです。いわゆる「左肩を入れる」ことが大切です。フォワードスイングでは腰の回転と腕の回転はずれが生じるのですが、腕の回転の力を利き腕を使いたくありません。利き腕の役割はボールにパワーを与えることではなく...
View ArticleMecir’s Tennis (280) スルメのようなメシールのプレー
1988年ソウルオリンピックのテニス男子決勝のビデオを見ていると、解説の坂井利郎さんがメシールを評してこう言っていました。メシールのプレーは、どちらかというとスルメの様にふにゃっとしている(が、すごいボールを打ってくる)、と。確かに、メシールのプレーは、どちらかというとルーズでいい加減な打ち方、ふにゃっとしていてとらえどころがない、そんなイメージがあります。一方で、メシールのビデオを見る限りメシール...
View ArticleMecir’s Tennis (281) 疲れてきたときに注意すべきこと
長い時間練習していると、体力がなくなってきてだんだんとスイングがおかしくなる(ブレてします)ことがあります。自覚できるぐらいフォームが崩れ、スイングの力がどんどんボールに伝わらなくなるのがわかります。スイングの力がボールに伝わらないため、その分無理にスイングします。スイングに無理が生じると、正しいスイングからずれてきます。ずれてくると、インパクトでボールに力が伝わりません。悪循環です。どうしてそうな...
View ArticleMecir’s Tennis (282) フォアハンドのテイクバックではラケット、前腕、上腕、体幹で台形を作る
メシールのフォアハンドのテイクバックで、ラケットヘッドが0時から1時ぐらいの方向を向いています。つまり、ラケットヘッドはネット方向を示しています。これが何を意味しているのでしょうか。「フォアハンドのテイクバックではラケット、前腕、上腕、体幹で台形を作る」ということです。テイクバックでは、この台形が維持されます。イメージとしては、ラケット、前腕、上腕、体幹が作る台形(を含む平面)でテイクバックするイメ...
View ArticleMecir’s Tennis (283) テニスはボールをネットを越えて相手のコートに打つ競技
気を付けの姿勢でまっすぐ立ってみてください。そのまま、背筋を伸ばしたまま、しかも体を前傾にせずに、上体をまっすぐ立てたまま膝を屈伸していってみてください。膝を曲げていくと、どうしても上体を前に倒したくなります。そのほうが楽だからです。この場合、足の裏の体重は、当然ですが指先側にかかります。上体を直立したまま膝を曲げようとすると、足の裏の体重を指先側ではなく足の裏全体にかけることになります。どちらかと...
View ArticleMecir’s Tennis (284) フォアハンドとバックハンドの違い(1) フォアハンドテイクバックのはじめでは腕を残す
フォアハンドとバックハンドのテイクバックには、決定的な違いがあります。それは、腕の使い方です。図で説明します。レディーポジションからそのまま体をフォアハンド側またはバックハンド側に回転することを考えます。この場合、もし、腕を全く動かさないと、体の線(図の青い点線)とラケットの角度は同じ状態になります。一方、これに腕の動きを入れるとどうなるでしょうか。図を見ればわかるように、フォアハンドとバックハンド...
View ArticleMecir’s Tennis (285) フォアハンドとバックハンドの違い(2) ボールが飛んできたらすぐに横を向く(初心者?)
テニスを習い始めた時に、多くの人が「ボールが飛んできたらすぐに横を向くように」と言われました。その理由を、「テイクバックを早くするために」と教わったはずです。しかし、それは一方で、どんなボールに対しても横を向いて、まるでカニのように(?)ボールを追いかける「典型的な初心者スタイル」のような気がする人もいるでしょう。フォアハンドとバックハンドの違い(1)で、テイクバックの始動ではラケット(つまり腕)で...
View ArticleMecir’s Tennis (286) フォアハンドとバックハンドの違い(3) レディーポジションでラケットヘッドをネット方向に向けること
フォアハンドとバックハンドの違い(1)で、テイクバックの始動ではラケット(つまり腕)ではなくまず体を回転することを書きました。この際、ラケットヘッドがレディーポジションで横を向いていたらどうなるでしょうか。テイクバックで体が横を向く(肩がネット方向を向く)ためには、ラケットは大きく回転することになります。しかも、これはまだテイクバックの完了ではありません。ここから腕でラケットを引くわけです。一方で、...
View ArticleMecir’s Tennis (287) 左腕主導のフォアハンド
フォアハンドのパワーは左肩または左上からもらうことを書きました。そのためにいくつか、注意するポイントがあります。スイング中に、左手のひらが上を向かないこと。(できれば、地面方向を向いていること。)スイング中に、左脇が(やわらかく)閉まっていること。左脇が開かないこと。これらを注意することで、体の左側から力が逃げてしまわないようになります。
View ArticleMecir’s Tennis (288) レディーポジションでラケットが水平よりも上を向くこと
「フォアハンドのテイクバックではラケット、前腕、上腕、体幹で台形を作る」は、実はレディーポジションでも重要です。特に、ラケットと前腕で台形の一部を作ると、どうなるか。メシールのレディーポジションで見ると、ラケットヘッドはまっすぐ横から少し上に向いています。下は向きません。これは、ラケットと前腕で台形の一部を作っている効果です。同時に、この形でレディーポジションを作ると、ラケットヘッドはネット方向を向...
View ArticleMecirのテニス フォアハンド・ぶれない軸のために(290)
フォアハンドで大切なこと。軸がぶれないことスイングの際に体重が前(ネット方向)にかかってしまわないこと。両腕に力が(いっさい)入らないこと。スイングに力を入れないこと(速いラケットの動きはNG)では、なぜ軸がぶれるのか?なぜスイングの際に力が入って前に体重が流れるのか?なぜ腕に力が入るのか(なぜラケットスイングスピードが速すぎるのか)?答えは「正しいフォームのフォアハンドでないから」。正しいフォーム...
View ArticleMecir's Tennis (291) インサイドアウトのインパクトのために
フォワードスイングの基盤となるのは右足(右ひざ)の「蹴り」。したがってテイクバックの最後に右ひざが折れ込まれており、フォワードスイングで伸びあがる必要がある。テイクバックの最後で膝が伸びているとそこから膝を織り込むため膝の力が地面の方向を向いてしまうため、ボールが上に上がらない。インパクトにおいてラケット面が開いたり、スイングがアウトサイドインにならないための工夫(イメージ)は次の通り。フォワードス...
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