Mecir's Tennis (196) テニスの難しさ(ピースが一つだけ足りないジグソーパズル)
テニスのスイングはゴルフのショットや野球の打撃などと比較して、フォームのセオリーが確立していないスポーツだと言われています。止まって打つことができるゴルフや野球のバッティングと違い、移動してから打つ(または移動しながら打つ)ことや、ボールを打つ範囲が広いこと、また飛んでくるボールを打つことなど、ボールとスイングの関係が複雑だからでしょう。空間3次元と時間(つまりタイミング)の4次元でボールを打ち返す...
View ArticleMecir's Tennis (198) フォアハンドは阿波踊り(マニアには垂涎モノ?の連続写真)
今のテニス雑誌には、もちろん、ミロスラフ・メシールのことが掲載されることはありません。私は、何度かスロバキアに行きましたが、首都ブラチスラバの大きな書店に行ってスポーツ書籍や雑誌のコーナーで探しても、テニスに関する書籍でメシールの名前をみつけることはありませんでした。スロバキアでは、メシールは、今でも有名人だそうですが。この写真は、1980年代終わりごろのTennis...
View ArticleMecir's Tennis (199) Youtubeより
Youtubeに載っているメシールに関する動画像をいくつか紹介しておきます。Miloslav Mecir動画像多くのYoutube上のメシールの動画像を一つにまとめた。添田豪対ミロスラフ・メシールJr.(2013年全米オープン予選)メシールジュニア(息子)の方のゲームです。メシールの息子は、おなじMiloslav...
View ArticleMecir's Tennis (200) 古いテニス雑誌のメシールの記事(200回記念!)
このブログではメシールのテニス技術を分析してきたのですが、気が付くと200回になりました。同じことを繰り返し書いていたり、以前書いたことを後で修正したりと、必ずしも整理された内容ではないですが、読んでいただいている方には本当に感謝いたします。いつか、内容をきれいに整理しようともっています。また、実は英文にして海外の方にも読んでもらえるようにしようかと思っています。いつか、メシール本人にも読んでもらえ...
View ArticleMecir's Tennis (201) (かなり重要)右手の肘の角度が変わらないこと
このブログでは、メシールのテニス技術、特にフォアハンドを分析してきましたが、これまであまり議論してこなかった重要な技術があります。それは、右肘の使い方です。右肘の使い方はメシールのフォアハンドの最も重要な特徴です。そして、現代テニスではほとんど使われない技術でもあります。今回は、日本の錦織との比較で、フォアハンドの右肘について述べたいと思います。まず、錦織とメシールのフォアハンドのテイクバックを比較...
View ArticleMecir's Tennis (202) 来年もメシールデビスカップ監督(スロバキア)
私はスロバキア語は読めないのですが、Googleの自動翻訳によると、メシールは2014年もスロバキアのデビスカップ監督を続けるようです。(ニュースソースはこちら。)スロバキアがチェコから独立(分裂)して以来、メシールは監督なのですが、スロバキアの成績は必ずしも良くありません。メシールがスロバキアの英雄であることも理由でしょうが、他に候補者がいない人材の薄さを意味しているのかもしれません。いずれにして...
View ArticleMecir's Tennis (203) テイクバックではラケット面は下を向く
きちんと分析ができていないのですが、大切なことなので、書いておきます。メシールの…というよりも、あらゆるというのが正しいのですが、フォアハンドでは、テイクバックでラケット面が下を向きます。スピン系のストロークでは常識というか、当然なのですが、実は、イースタングリップでも同じです。面の方向は真下というわけではなく、おおよそ45度程度です。ただし、グリップが薄いので、ラケット面はほぼ真下を向いている脳内...
View ArticleMecir's Tennis (204) 体幹(体の軸)が大切
2013年のATPワールドツアー・ファイナルズの準決勝(ジョコビッチ対バブリンカ)をテレビで観戦しました。その年の最後を締める、チャンピオンを決める大会は、今はATPワールドツアー・ファイナルズっていうのですね。私(のようなオールドファン)には、やはり、マスターズという言葉の方がしっくりきます。その年のベスト8が出場し、予選リーグの後、それぞれのリーグの1位と2位でトーナメントを行うことは、昔と変わ...
View Articleテニスグッズ紹介(1) Wilson Leather Bag (ラケット3本入り)
テニスグッズを紹介することがあまりないこのブログですが、米国出張で購入したバッグについて紹介します。まだ購入していない(まだ出張中なので… ^^); )のですが。今回、Tennis...
View Articleテニスグッズ紹介(2) Princeテニスバッグ
テニスグッズ紹介(1)に続いて、「仕事に持って行っても違和感がないテニスバッグ」の第2回です。今回はPrinceのテニスバッグを紹介します。Prince Classic Racquet...
View Articleテニスグッズ紹介(3) FILAメッシュバッグ
テニスグッズ紹介第3弾は、またまたテニスバッグです。今回は、「仕事に持っていけるバッグ」ではありません。FILAのメッシュバッグ(Fila Fall Baseline Mesh Bag...
View ArticleMecir's Tennis (205) ラケットの重さをどこで感じるか
ラケットにはトップヘビーやトップライトなど、重さとは別にバランスがあり、最近のラケットではバランスはほとんど表記されています。私はあまり詳しくないのですが、ラケットヘッドが遅れて出てくるタイプのスイングはトップライトなほうがよく、フラット系のスイングはヘッドが重いほうがよいそうです。私は、テニスの専門家ではないので詳しいことはわかりませんが、トップヘビーがよいか、トップライトがよいかは、体の回転とラ...
View Article25年を挟んだトランプのカード合わせ(マレー&レンドル、フェデラー&エドバーグ、ジョコビッチ&ベッカー、錦織&チャン…)
1980年後半のメシールが活躍した時代には、世界の男子プロテニスはタレントがそろっていました。マッケンローやレンドル、ベッカー、エドバーグ、ヴィランデル、コナーズといったNo.1経験選手はそれぞれ個性的で、さらにはメシール、マイケル・チャン、ヤニック・ノア、ルコントなどユニークな選手が揃っていました。テニスの歴史の中でも際立った時期だったのではないでしょうか。それが理由かどうかはわかりませんが、この...
View ArticleMecir's Tennis (206) 上半身(特に腕)の力を抜くこと
強いボールを打ちたいとき、振り遅れたスイングを挽回したいときがあります。このようなときには、どうしても強くラケットを振りたい、速くラケットを振りたいと感じるものです。チャンスボールや甘いボールが来て相手を追い込みたい場合でも、相手のボールが深かったり厳しかったりして追い込まれた場合でも、上半身に力を入れないこと、腕に力を入れずにスイングすることが、メシールのテニスの重要な点の一つです。王貞治はあれだ...
View ArticleMecir's Tennis (207) フットワークとスイングは一つ
このブログでは、「メシールのラケットスイングの方法論」に注目した記事を多く書きました。つまり、どちらかというとメシールのスイングの上体(上半身)の使い方について議論してきました。特にフォアハンドの分析を重点的に行いました。最近、メシールのテニス(206)で下半身の重要性を書きました。そして、このブログのテーマも、今後はスイングの分析ではなく、下半身の使い方を含めたテニスのプレー全体の話題が中心となっ...
View ArticleMecir's Tennis (208) フォアハンドでのテイクバックのラケット面
フォアハンドのテイクバッグでのラケット、腕、手首の動きはとても複雑で、おそらく文章で表現するのは無理なのではないかと思います。言い換えれば、これまでに誰も正しいラケットの動きを説明できなかったのではないかと思います。と言っても、では私が解説できるわけではないのですが、ヒントになりそうなことを書いてみたいと思います。テイクバックの前半では腕を動かさず、腰の回転だけでラケットを引くことは何度も書いていま...
View ArticleMecir's Tennis (209) プロのテイクバックではラケットヘッドが後ろを向かない理由
多くの(男子)プロに共通していることの一つに、テイクバックでのラケットヘッドの向きがあります。アマチュアはテイクバックでラケットヘッドが後ろを向きますが、プロは後ろを向きません。具体的に書くと、プロのテイクバックではラケットヘッドの向きが(ネット方向を0時として)6時方向または7時〰8時方向を向きます。トッププロは、テイクバックトップでも6時より前方向になります。つまり、アマチュアのほうがテイクバッ...
View ArticleMecir's Tennis (210) フォアハンドアプローチショットのコツ
フラットドライブ系のフォアハンドは、スピン系と比較して、アプローチショットではやや不利です。スピン系では、ハードヒットしてネットに出ても、回転を大きくすることでベースラインより内側でボールをバウンドさせることができます。コントロールが生命線であるフラットドライブでは、ネット近くでボールを(強く)打つことは、ベースライン付近よりも打ち込める範囲が狭くなります。しかも、アプローチショットでは足を動かしな...
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